これからが始まりじゃ、バカ野郎!

 ホッとしたのも束の間、すぐに次の戦いが始まります。

15年ほど前のプロレスの試合でこういうシーンがありました。

登場人物はもちろん我らが天龍源一郎。

苦しい戦いを勝ち抜き、勝どきを上げ、花道を意気揚々と控え室へ下がろうとした時、
背中越しにザ・グレート・カブキが濁声を浴びせる。

「おいっ、天龍!
 これで終わったと思うなよ!
 これからが始まりじゃ、バカ野郎!!」

恍惚感に浸る気持ちに、冷や水を掛けられ、天龍源一郎は更なる高みに登っていきました。

いつ「勝っても、もう一丁!」の精神で行きたいなと思います。

男の戦いに終わりはないのです。

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