チャンスをものにするのは自分

 天龍が率いた、WARの崩壊の原因は色々挙げることが出来る。


しかしあえて言うなら、やはり理不尽大王・冬木弘道が脱退したことが一番の引き金だと思う。

冬木は全日の頃から、天龍源一郎を支えた。

滅私奉公とは冬木のことだ。

その冬木が脱退する時、天龍はこう発言した。


「チャンスを掴むのは自分の力だし、チャンスを与えられるのも自分の努力、
 チャンスを与えるのは周りだし、チャンスをモノにするのは自分だ」


寂しかったと思う。

しかし天龍はこういう時いつも潔い。

潔さだけがいつもプライドを支えてくれる。

天龍同盟十五年闘争―歩む道は違っても心に宿るレボリューション魂天龍、原、川田、冬木、小川…5人の生きざまとは (Nippon sports mook (65))

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