プロレス名勝負10選 その1

1992年、僕は大学生活を何となく過ごしていました。
何となく学校に行って、何となくバイトをして、何となく女の子と
デートをしていました。
そのうち、何となく就職して、何となく働いて、何となく年を取って
いくのだろうなあと思っていました。
その時代に僕の中で、何かがくすぶっていました。
本当は違う自分が、心の奥底にいるような気がしていました。
いつもあの頃のプロレスを見ると、あの頃自分の本音と建前が交差
していて、悩んでいたことを思い出します。
WAR対新日本対抗戦1992.10.23 天龍源一郎・北原光騎対木村健悟・越中詩郎
http://blogs.yahoo.co.jp/powerbomb_no1/archive/2005/03/22



僕は、鶏口牛後という言葉が好きだ。
大きな団体からドロップアウトした天龍源一郎は、零細団体「WAR」を
興した。
しかし、独立独歩には限界があった。
仕方なく、巨大団体との交流戦に活路を見出そうとした。
戦いは苦戦の連続、もうここまでかと思われた矢先、天龍本人の
踏ん張りで何とか立て直す。
男子に生まれたならば、必ずや乗り越えなくてはいけない峠がある。

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