会社の近くに「ほっともっと」の弁当屋さんがあります。
私は月一ぐらいしか行かないのですが、先日久し振りに行ったところ、注文を伝えると
こう言われました。
「作り置きがあるので、そこから良いですか?」
私は、へ?と思いました。
ほっともっとは元々「ほか弁」であったものが、看板代や主導権争いで揉め、そこを
離脱した福岡の会社である「プレナス」が始めた店舗です。
ほか弁とは「ほっかほっか亭」の事で、僕の認識ではコンビニなどのように作り置きの
弁当ではなく、注文を受けてから作り、ほっかほっかの内に僕らに食べてもらうという
イデオロギーであったように思うのですが、それは止めたのかと感じました。
果たして会社の自分の机に持ち帰り、食してみると、別段いつも作ったばかりのホモ弁と
何ら変わりない味です。
もちろん、昼飯時のみの見込み生産をしているのでしょうが、私はここで考えました。
マクドは「MADE FOR YOU」といって、注文を受けてから作る事をモットーにしています。
それは近代化を進めている事と食材がある程度限定されているからこそ、出来るのかも
しれません。
ホモ弁の場合は食材は絞り込んでもまだまだマクドの比にはなりません。
だからこそ、こういう見込み生産で少しでも提供までのスピードアップを図ろうという
事だと思います。
どちらが正しいのでしょうか?
ホモ弁は退化し、マクドは進化したといえるのでしょうか?
実際、マクドの業績は悪化しつつあります。
もし、今の体制を維持するためには今の価格体系が必要とあれば、本当に作りたてを
サーブする事が適正なのかどうかを考えてないといけないのではと思います。
もちろん、ホモ弁も廃棄ロスのリスクは常に伴います。
いつも思いますが、流通小売と飲食というものは答えがないメビウスの輪のような
ものです。
う~む。
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