メシを食うということ

 どんな業界にでも、身一つで飛び込むという事は大変なことだ。

それを分からない人は多い。

新しい世界に楽などはない。

隣の水が甘く見えても、実際降りて行ってすくって飲むと、劇薬だったりする。

それでも人は離合集散を繰り返す。

新しい世界に飛び込むということは、またそこに根付いて死にもの狂いでやらなくては
ならないということだ。

それは何故かというと、「生活」が掛かってくるからだ。

周りは良いこと・悪いこと言うだろうが、当人でないとそこに「生活」があることは分か
らない。

耳触りの良いことばかり言う人間に構ってはならない。

そして、結局は自分次第。

自分の「気概」をどこまで貫けるかだ。

その新しい世界で「メシ」を食うために、逃げ出したりせず、自己弁護をせず、他人の
せいにせず、本懐を遂げることができるかだ。

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