先日の夜、取引先の中国の工場の担当者とスカイプでチャットして、色々な指示を
していた時の話です。
小1時間程やり取りをして、一段落付きそうだったので本日はこの辺で帰ろうかと思った
時でした。
「梅崎さん、今忙しいですか?」
「いや、大丈夫だよ。仕事も終わったしね」
「相談事があります」
「なに?」
「私は旧正月までこの会社で働いて、その後自分で事業を興そうと思います。
つきましては、①店をやる、②工場をやる、この2つに関しての意見を聞かせて下さい」
僕は正直、またかと思った。
あまり熱もなく、返事をした。
「う~ん、そうだね、工場をやるに関しては、日本のお客さん次第というリスクは常に
あるね。
日本で商品が欲しい時期というのは一緒だし、あまり要らない時期も一緒。
ということはオーダーがある時は良いけど、無い時にどうやって工場を維持するのか、
それは結構大変な問題だよね。
店をやるのは、日本では中国は内需がまだまだ旺盛でと言っているけど、実際はそう
でもないよね。
それに店の数がべらぼうだから、その中の過当競争は結構日本以上に厳しいよね。
お金はあるの?」
今、読み直しても何ともつまんない事を書いたものだ。
しかし、その凡庸な答えに関してのその人の返しは非常にストレートであり、その事で
私は自分のバカさを非常に恥じる結果になった。
「お金はこの時のために少し貯めました。
梅崎さんが今書いてくれたことはもちろん私も考えました。
でも、私はこう思います。
やりたいことをやったら、もちろんそこには失敗の可能性もあり、もしくは成功の
可能性もあります。
やってみたら、良きに付け悪しきに付け結果は出る。
でもやらないと死ぬまで何も得れないし、知らないままですよ」
いや、本当にその通り。
いつも偉そうに「人生はチャレンジ」とか言うくせに、僕は何をしょうもない事を
言ってんだ。
最近、なかなかそういう人に出会わなくなっていたのに気づきました。
やっぱり中国人の中にも偉い人はたくさんいる。
俺も負けてられないや。
そういう頑張っている人たちと一緒にやって、自分を高めなくっちゃ。
欲持って頑張ろう!