4月7日は僕の前職である、株式会社アフレッシュの設立日だ。
もう18年前の今日、会社をスタートさせた事を懐かしく思い出す。
思えば、僕は自分の会社を作るために、大学を卒業してこの業界に就職したんだった。
まずは小資本、少人数でやれる加工業が独立し易い仕事だと考えた。
飲食にするか、アパレルメーカーにするかで考え、僕はアパレルに就職した。
しかも、中小企業の方が経営の中枢に触れる機会が多く、ためになるだろうという思いと、先輩の数が少ない方が早く上に行って、勉強できるだろうと思い、それも選択条件に加えた。
そして、前々職の小竹正株式会社に入社した。
僕にとっては、就職してからの全ての過程は「自分の会社を作るため」であった。
だから、一生懸命働いた。
休みなんか無くても別に構わなかったし、早朝に家を出て、深夜に帰宅するのも全く問題なかった。
周りからの異端視扱いや、誹謗中傷も全く興味がなかった。
若い頃の僕はとにかく仕事仕事の日々で、こういってはなんだが幸せだった。
そして、アフレッシュができ、今ではエルフォーティーを経営している。
もちろんこの先にも来るべき未来があり、夢がある。
僕はそこに向かうために懸命に走り続ける事をやめない。
今年の新卒の人が仕事や会社に求める事は「働きやすい環境」「福利厚生の充実」「人間関係が良い」がトップに来て、「仕事のやりがい」「給料の高さ」などはその後らしい。
「働きやすい環境」ってどんな環境の事を言うんだろう?
僕にはよく分からない。
会社は利益を出し、それが社員に還元される事で社員の人生も潤う。
そのためには社員はまずは会社を幸せ(儲かる)にしないといけない。
「働きやすい」「福利厚生」「人間関係」などはその後に付随してくるか、もしくは過程であり、目的・目標にはならないのではないだろうか?
今でも思い出すが、前々職で当時の社長が仰った「会社は家族ではない。運動場みたいなもので、そこでみんなは何をやろうと自由。ただ結果責任は取らないといけない」という言葉を、僕は今でも胸に刻んでいる。
昔読んだ本に「自分の人生を楽しく、強く、重く」とあった。
「楽しく」は決して人生の目標にはなりえず、それはただの過程である(付属品といっては言い過ぎか)
辛い事、苦しい事は生きていく上で、また仕事をする上でいくらでも降りかかってくる。
でもそういう境遇にあっても、それを楽しみながら、強く持ちこたえる事で、自分の人生を重いモノになり、充実していくのではないだろうか。
僕の人生は果たして「楽しく、強く、重く」出来ているのだろうか?
いつもそれを再確認しようとする僕がいる。
上記に記述した事は、あくまでも僕個人の価値観であり、他人に強制もしないし、否定されてもなんとも思わない。
でも、僕は自分の生きてきた道は間違ってなかった、と一人思う事がある。
あっ、そういえば今年は僕が働きだして30年目の年だ!笑