代表の座は運で決まるのか

また民主党の代表が代わった。
いつもこの騒動の時に感じるのだが、果たして対立軸の自民党の総裁は
一度失脚したら、また再度総裁に返り咲くことがあるのだろうかという
ことだ。
確かに自民党総裁といえば、現在はほぼ日本国総理大臣なので、民主党の
代表とは重みが違うのかも知れないが、ただ一度何らかの落ち度が
あって、代表の座を追われた人間が、毎回たらい回しのように復権
してくる様を見ると、正直民主党の資質のなさを感じてしまう。
代表の座が持ち回りにしか見えない。
民主党の代表の座というのは、そんなに軽々しいものなのかと言いたい。
有権者はもう以前の騒動など忘れている、とでも思っているのだろうか。
もちろん党内の人材不足もあろうし、寄り合い所帯の均衡もあるの
だろうが、それは古くは自由党と旧民主党が合併して誕生した、
自由民主党にもあったことだ。
ここを克服しないことには、2大政党などは絵空事のように思える。
私は自民党時代から、小沢一郎氏がいつか総理大臣になり、新しい
日本国政治が始まるのではと、常に夢想していたのだが、それは
叶いそうにもない。
清廉潔白はもちろん大切だ。
ただ細かいことよりも、もっと大切なことは現実の世界には多い。

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