もう10年以上前にプロレス界には「理不尽大王」として活躍していた、冬木弘道という
レスラーがいた。
もはや知らないファンの方も多いだろう。
彼は当時の激動のプロレス界の中で、自分の団体がままならぬ内に病魔に倒れた。
その時だった。
当時NOAHの代表取締役社長だった三沢光晴は、すぐさま自分の団体の所属選手でもない、
冬木弘道のために引退興行の場所を押さえ、開催を発表した。
歴史を振り返ってみると、両者は元は全日本プロレスの先輩・後輩の間柄。
インタビュアーが三沢になぜ引退興行をNOAHが行うのかと聞いたところ、
「冬木さんは大切な友達だから」
と、さらりと言うばかり。
興行の収益は冬木に全て渡したという。
スパルタンXは友情のテーマ。
聴くと胸が熱くなる。
昨日は三沢さんがお亡くなりになった日。
プロレス万歳。
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