天龍同盟スタートからもう25年

 あれから何年経った?

25年か、、、長いな。

でも、形は変われども「天龍同盟」ここに在りだよな。

今月中にこの事をどうしても書いておきたかった。

6月6日は天龍源一郎と阿修羅・原が全日本プロレスマット活性化のために、「龍原砲」
という僕にとっては比肩する存在がいない、名タッグチームを結成した日だった。

その2人の純粋な思いは、若き日の川田利明、サムソン冬木(冬木弘道)、付き人で
あった小川良成をもその旗のもとに結集させ、かのリング史上類まれな「天龍同盟」
という軍団となった。

その一大ムーブメントは「天龍革命」と呼ばれた。

高校生だった僕は自分より大きなモノ、体制に抗う勇気、そして誰が相手でも対等に
闘う事の尊さを「天龍同盟」から学んだと思う。

そこには学校や周りの大人が教えてくれない事ばかりだった。

あれから今年で25年が経った。

原は引退し田舎で隠遁生活を送り、川田は三沢の悲しい事故の影響か、セミリタイヤ中。

SWS,WARと行動を共にした冬木は既に鬼籍に入り、小川は負傷欠場中で復帰は未定。

そう思うと、総帥・天龍源一郎以外の同盟の面々は、既にマット界の表舞台から姿を
消してしまっている。

あの熱き瞬間にやられた僕はそれを思うと、少々センチメンタルだ。

あんなに一生懸命、一途なファイトをした者が報われないのか、そしてそれに魅了された
僕は、、、やるせなさも感じる。

だが、天龍源一郎がいる。

25年前、走り出した天龍源一郎は還暦を過ぎた今でも走ろうとしている。

今年の冬に初めて身体にメスを入れる大手術をしたそうだ。

それは必ずリングに戻ってくるため。

ただ治す為ではなく、必ず我々が待っているプロレスリングのマットに戻ってくる為に
天龍源一郎は手術を受けたのである。

プロレスの事をとやかく言う奴もいるが、還暦を過ぎても闘い続けようという人間が
いるか、自分の周りを見回した方が良い。

あの頃の仲間はみんないなくなった。

でも天龍源一郎は25年前と同じく、プロレスのマットに立ち続けている。

天龍源一郎が天龍源一郎である限り、「天龍同盟」ここに在りだ。

REVOLUTIONよ、永遠なれ!

僕の心にも「天龍同盟」に教えられた火は消えていないぞ!!

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