安倍元首相、急死に寄せて

安倍元首相が凶弾により、この世を去った。

このようなテロは許してはいけないのは当たり前であり、安倍元首相には素直に「無念でいらっしゃるでしょうね、、」としか言いようがない。

お悔やみ申し上げる。

ただ、今回の事件で僕が一番感じたのは「非常にやるせないな」という感情だ。

それには二つ理由がある。

一つは「政治家というものは、国民のために己の命を賭してやるものである」という言葉だ。

僕はそう思い、そういう候補者(に見える)に選挙では投票してきたつもりだ。

それが、こうやって政治家として街宣中に、命を落としてしまう事態が訪れるとは。

安倍元首相のお父さんは癌に倒れ、ついぞ首相にはなれなかった。

親子続けて不慮の死というかなんというか、、言葉が見つからない。

もう一つは、安倍元首相は自衛隊容認、国防費UPなどの特に安全保障面のイメージにおいて、マスコミの情報操作もあるだろうが、タカ派の最重鎮である。

そのように一見勇ましいように思えた方が暴力によって、命を奪われてしまう。

一体何なんだ、と思ってしまう。

自衛隊の存在を憲法に明記しようと懸命に努力した安倍元首相が、元自衛隊員に殺害されるなんて、切なさ以外の何物でもない。

「安倍さんは戦地に日本人を送るのか!」「戦争をしやすく改憲するのか?」などと安倍さんを批判してきた政治家達は、安倍元首相のお棺に向かって、なんと詫びるのだろうか?

ともあれ、週末の日曜は参議院選挙である。

このままでは投票率は低く、自民党の更に圧勝は揺るがないだろう。

政治が安定する事で、円高に振れるか?

安倍元首相が率先したアベノミクスに基づいた円安の方向性に修正がかかるのか?

商売人の私としての興味はそこに尽きるが、ひとまず本日は先述した「やるせなさ」のみしか胸に浮かばない。

安倍晋三元首相のご冥福を心よりお祈りいたします。

日本のために腐心された生涯、本当にお疲れ様でした。

有難うございました。

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