私の職歴は２社です。
バイトは大学生の時にかなりの種類をこなしていますが、
きちんと雇用されての社員としては、今の会社とその前にいた
会社の２つです。
私のキャラクターからか、よく職場を変えているように
見られがちですが、意外と転職歴は同業者に比べて少なめです。
前の会社に入る前に、就職活動をしました。
その話を少しします。
私は１９９４年に福岡市にある福岡大学という地方の私立大学を
卒業しています。
バブル景気が終わり、日本は不況へと進んでおり、就職難の時代
でした。同級生の就職率もかなり悪かったと記憶しています。
ただ私は田舎者のせいか、あまり危機意識もなく、何とかなる
だろうという感じでスタートも遅かったように思います。
その頃の私の頭にあったのは、みんなに人気のある仕事は
もちろん狭き門でしょうが、みんなに不人気の仕事はナンボでも
職はあるだろうという考えでした。
私はこの後もしばしば商売について考える時に、このことに
立脚して考えるくせがあります。
なおかつ、私自身がそういうメジャーよりもマイナー志向な
ところがかなりあります。私の性癖だと思います。
長所か短所かは分かりませんが、誰からも誉められたことは
ありません。
脱線しました。
私が当時就職活動をするにあたって、興味があったのが流通業で
あり、加工業でした。
流通業は純粋に業界として、素直に入ってみたいなという感覚
でしたし、加工業は将来独立しやすい業種という観点でした。
ちなみに流通業は大卒には毛嫌いされる業種で、はっきり言って
会社はナンボでも選べました。
加工業は小資本で独立しやすいのです。
例えば食べ物屋さんにしても、アパレルにしても。
少人数でスタートさせやすい業種です。
その２つを合わせて、なおかつ早めに色々な経験を出来る会社、
順番待ちが少ない会社を最終的には選びました。
今でもベストの選択をしたと思っています。
今があるのも、あの時のジャッジのお陰です。
と、偉そうにいいますが、実は私もその頃はまだまだ青臭い
書生ですから、「やっぱ、給料だよな」と考えて相当迷いました。
実際一ヶ月ぐらい、消費者金融の会社とどっちにするか、
迷いました。
最終的には、どっちが独立しやすいかで決めました。
現在の歳になると、努力しだいでは自分でも独立する方法が
浮かぶのではと思うのですが、その時の私は消費者金融業界で
自分が起業するイメージが浮かびませんでした。
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