役場の土日祝日閉庁に思う

先日、会社に最近入社した子が他地域から引っ越しをし、福岡市に転入届を出しに
行きたいので、平日の午前中会社に遅刻して行って来て良いか、と言われ思った。

何で役場は土日祝日にシフト制とかでも良いので開庁しないのか?

「土日祝日は役場はお休みである」それはあまりにも現代にマッチしていない、
固定観念のように思える。

古臭い表現だが、公僕であれば、市民生活の向上の為に尽くさなくてはいけないのでは?
その対価として税金から給与は払われている事を忘れないで欲しい。

現状、市井の我々の仕事というのは、土日祝日に働いている方たちも数多い。
そういう方たちのお陰で社会が成り立っているのは間違いない。

そして平日に会社に若干穴を開けて、役場に気楽に行くというのも厳しい経済状況の中、
無理を感じる人も多い思う。(幸運ながら当社は許可するが)

では、そういう状況の中で社会の公僕たる役場の方々は、やはり土日祝日に何らかの
手立てをし、部分開庁ぐらいはすべきであろうと思うがいかがなものか。

別に全員でなくても良いし、受付だけでも良い。

そういう時代に即した、社会に即した動きをしていかないといけないのではないか。

最近、公立図書館の民間委託がよく取り上げられている。

あのケースは委託する事による公金の経費削減ばかりがクローズアップされているが、
それ以上に顧客へのサービスが公的機関では出来ていなく、その改善のための民間委託と
いうのが、一番の理解方法だと私は思う。

民間に委託する事により、図書館からの文化の発祥などがおざなりにならないか、という
懸念もあるようだが、正直現在の公立図書館にその気概はないように見える。

ただ、今後は委託する際の取り決め事は注意して結ばないといけないだろう。

私が子供の頃の図書館には「知識」と「夢」が詰まっていた事を最後に記す。

是非、その頃の志を忘れないで欲しい。

関係ない話をもう一つすると、我々が幼い頃と現在で大きく違う点と言えば、学校の
週休二日制だ。

これも私の解釈としては、起点は先生たちにも一般の労働者と同じ職務待遇をという
事だ思う。

日本経済が良くなっていく途上ではそうであったかもしれないが、現在は休日出勤で
働かなくてはいけない者、週休二日制どころか週休三日制ないしは四日制の者もいる。

それは忙しすぎる者と仕事が無い者とに、日本が現在極分化されているという事なのだ。

では、漫然と教職員のみ十年一日の如く、昔取り決めたからで良いのか?

私としては疑問を呈したい。

土曜日に学校が休みで有難い、そう思っている親が全体の何割いるのか、政府は調査
したことがあるのか?

週休二日制が世の習いになっていく段階で合わせたという事であれば、そうではなりつつ
ある現状に合わせ、また変化していくのが当たり前だと思うが、いかがか。

私の極論としては、顧客ニーズに応えて欲しいという事だ。

脱線し過ぎた。

本題に戻ると、役場での各種届出の受付は何ら民間委託しても差しさわりのないもの
ではないだろうか。

例えば、各銀行のように別会社を作って、人材派遣会社からの売場派遣的なやり方でも
良いではないか。

とにかく、ニーズが明らかにあるのにそれをやらない、それなのに歳入が減って借金が
増える、それを嘆くばかり。

私から言わせると、お金をもらう努力をしていないのに、お金が入ってこない事を嘆いて
ばかりで、でも給料は普通にもらうという不良労働者にしか見えない。

解決するのは簡単であるはずだ。

ニーズがあるのにやらないのは、我ら商売に従事している人間からは考えられない思考
および行動だ。

市民への裏切りであり、怠慢だと断じざるを得ない。

市民への奉仕という公僕の使命、市民という顧客へのサービス、そして手数料収入を増や
す。

その全てが大切な事ではないか。

まずは自分たちの組織の収入が上がるように、少しでも歳入を増やす努力をしてはどうか。

そのための努力は何をすれば良いか。

本来はそこが潤って初めて、自分の給料の原資が出来る事を、役場は新人研修で教えては
どうか。

「休みの日にも役場は、窓口だけでも職員のローテションで回して受付ぐらいはして、
市民の需要に応えなさい」

ということだ。

間違っているかな?

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