好角家としては、昨今の大相撲界を揺るがす騒動には
歯がゆい思いをしている。
まあ、こうなってはしょうがない。
協会には開き直ってもらって、興業会社に成り下がろう
ではないか。
そして、プロレスと対抗戦をしようではないか。
大体思うのだが、僕は国技だからという言葉が好きでは
ない。
だって、衆人環視の只中でまわし一丁の男同士が組んず
ほぐれず、抱き合うのだ。
どう考えても、異常ではないか。
そういうものである相撲取り達に、品格を言うなど、
僕はナンセンスだと思う。
相撲が面白いのは、異形の者達が繰り広げる非日常性さ
なのだと僕は思う。
楽しければ、面白ければ、それで良いではないか。
また、まわしを締め直して頑張れば良い。