継続性のある組織

私がこれから望ましいと思える組織の最後は、
継続性のある組織
になります。
商売とはあくまでも今後も続いていくことが何よりも大事です。
正直継続性のない商いは、それは商売とはいわないと思います。
継続していくということは、どういうことかといいますと、
関係者の全てが無理なく商売をして、幸せになれるという状況を
作ることだと思います。
よく流通業の商慣習で川下、販売小売店、買う方に力があり、
買う方の理不尽な要求にも供給側は応じざるを得ないと
言われてきました。
しかしそういう関係は長くは続きません。そのままでは必ず
どちらかが利益を全て取り、もう一方は赤字です。
必ずその関係は崩壊します。
以前はそれでも供給者はいくらでも居たと思いますが、現在は
仕入先の数も減り、どちらかというと販売小売店の数の方が多く、
供給者の方が少なくなっていると思います。
現状は少々「売るほうが偉い状況」になっていると思います。
ただ今度は川上が逆に高飛車になって、川下に無理を押し付ける
ようになっては、また商売がすぐに成り立たなくなると思います。
あくまでもバランスを保ち、お互い関係者全てがある程度の
利益を分かち合う、それが結果的に継続した「商売」につながる、
そしてそれが「継続性のある組織」になるのが私の目標です。
何でも長続きさせましょう。中々できませんが。
それでも継続していくことが会社の力です。
その代わり中身はその都度進化、変化させていかなくては
いけません。

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