遊び

 「ハンドルの遊び」という言葉があります。

遊びがないと、ハンドルを少し触っただけで車が右往左往してしまいます。
人間も同じで、この場合は「幅」と言えるかもしれません。
生真面目だが余裕がない人は得てして変化、失敗に脆いです。
最近の僕は泊りの出張に行くと、その地にある景色、建物、食べ物、街並みを極力
楽しもうと思っています。
以前は取引先から取引先へ、用件が済むと直ぐに新しい地に向かう、という感じでしたが、
今は時間が許される限りは自分が知らないモノに触れてみたい、と思います。
初めて行く地の事は、観光・食事を色々調べて訪れるようにしています。
夜の食事にしても例え一人でも、出来るだけ地の特産物が食べれるような店の暖簾を
くぐるようにしています。
同じ日本とはいえ、地方地方で文化は違い、歴史も違います。
それが非常に興味深い。
見て回る事で自分が今まで知らなかった地の事を知り、それが商売に活かされていく
のではないかと思っています。
昔、沖縄の担当だった時に当時の先輩に薦められて、沖縄の歴書を読んだり、沖縄の
新聞を購読した事がありました。
あの頃の僕は若かった為、全てを商売相手のご機嫌取りにのみ、活用していたように
思いますが、今思うとあの事をもっときちんとやっておけば、人間的にもっと深みが
出たように思い、残念です。
楽しみながら自分の幅を広げ、若い時とは違う角度の好奇心を持って、新しい扉を開く。
忙しい仕事の合間に自分なりの段取りで時間を作り、余裕が出来た時間で楽しむ。
最近の僕なりのブームです。
JUGEMテーマ:ビジネス
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