最近発売された「鬼平犯科帳」のDVDを見ている。
昨日見たシーンの中で、感じ入る言葉があった。
人間とは、妙な生きものよ。
悪いことをしながら善いことをし、善いことをしながら
悪事をはたらく。
こころをゆるし合うた友をだまして、そのこころを傷つ
けまいとする。
池波正太郎の全ての作品に貫かれているテーマだと思う。
完全な人間などいない。
真っ白な人間などいない。
もちろん、100%の悪人もいない。
皆が中途半端で、愛すべき人間なのだ。
だからこそ、人間というのは情けなく、素晴らしい。
それだからこそ、僕も優しく、包容力がないといけないと思うのだが。まだまだそこの
域には達していない。
いつか鬼平のように、寛容の心を身に付けることが出来るのだろうか。
鬼平を見た後は、清涼感を感じる。
僕にとっては、鬼平は理想の上司だ。
僕も鬼平のようになりたい。
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