人生を、来るべき何かのリハーサルのように生きる人がいる。
だが、今という時間は誰にでも一度しかない瞬間だ。
不確か極まりない「幸せな未来」への準備のためのみに費やすべきではない。
人間の命の時間は有限で短く、何かとてつもない事を為すにはとても時間が足らない。
だからこそ、その瞬間が掌からこぼれ落ちないように今の自分が出来る事を取捨選択し、可能な範囲で実行し続け、粛々と生きる事。
明るい未来を信じ、今をそのための雌伏の時と言い訳する事で、自分を誤魔化すな。
今この時を、今この瞬間に生きる事のために費やす事から逃げるな。
読み易く良書だと思う、また時間を置いて読み直したい。