昨日のアラン・シリトーの「長距離走者の孤独」にインスパイアされて、引間徹が書いたと
いわれる小説が「19分25秒」だ。
僕は大学生の時に読んだ。
確かすばる文学賞を受賞していたと思う。
僕はこの本で、自分に正直にということを学んだと思う。
他人の評価を気にして生きるのではなく、自分のやりたいように生きる。
そのことの大切さを知った。
それは時として、過酷でつらい時もある。
でも、そこを越えたときに見える風景があるのではないか。
僕にもいつか訪れるのだろうか、あの男のように19分25秒で
歩ける時が。
そしてもうひとつ僕が、この小説の好きな点がある。
それは障害者の能力が、健常者の能力を超える点だ。
僕にも大したことはないが、障害がある。
でも、それは結局自分の気の持ち様で、鬱屈したり、跳ね除けて明るく生きれたりするもの
ではないか。
何事も結局は自分次第なのだ。
そう思うと気が楽になる。
人生の全ては自分のためにあるし、また人生は自分でしか越える事は出来ないのだ。
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