ダメな焼き鳥屋

 昨日、知人の紹介で美味しいと評判の焼き鳥屋に行きました。

お客さんも入っており、こじんまりとはしていましたが、良さそうな店でした。

ただ、僕が博多のこういう店が苦手な理由が、やけに一見と馴染みで格差を付ける所です。

昨日の店は正に典型的な店でした。

僕よりも後から来た顧客に、焼き鳥を出す、話も隣に座っている僕達の迷惑も考えずに、
顧客とウンチクを話し込む。

多分、食べ物は美味しかったはずですが、全く覚えていません。

いつもは飲みに行ったら、一軒で長居をする僕ですが、記録的に早々とその店を後にしま
した。

もちろん、僕らの商売でも優良顧客様というのは非常に大切です。

新規客の獲得よりも、優良顧客を大切にし、売上を維持していく方が重要であり、なおかつ
コスト面からも店に取って、有益であることは間違いないです。

そうは言いつつも、お客さんというのは何の商売でも移り気で、飽きてしまうし、必ず長い
商売の中では何割かは自分の店から去って行きます。

そのためには常に新規客の獲得の方策を行い続けなくては、絶対にその商売は滅びます。

顧客様は店の財産です。

ただその何割かの力を割いて、新規客を常に獲得する努力を常に行わなければなりません。

これはどんな商売でも同じです。

僕は昨晩の店には2度と行きません。

せっかく口コミという広告費ゼロで獲得した新規客を、そのお店は手放してしまいました。

100人中100人に好かれることは絶対に無理かもしれませんが、新規客を獲得するという
事の大変さを考えると、このお店は昨晩大損していると言わざるを得ません。

新規客も獲得しながら、顧客様にも特別感を感じてもらう。

口で言うのは簡単ですが、本当に難しいことです。

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