私が入社して2年目の春でした。
その頃の上司が私に仰いました。
「君は仕事が楽しくてしょうがないだろう?」
私は即座に答えました。
「はいっ!」
その上司は少々びっくりされて、それは良いことだと仰いました。
その頃の私は、仕事が楽しくて楽しくてたまりませんでした。
新規も開拓出来、売上も右肩上がりでした。
僕にはこの商売が向いている!と心底思っていました。
周りのみなさんも新入りなのになかなかやるな、そんな感じの扱いで私は社内を肩で
風を切って、闊歩していました。
のぼせていたし、自惚れていたし、勘違いしていました。
その後の私は努力が足りませんでした。
取引が僅少な顧客は後輩へ引き継ぎ、新規は開拓しなくなり、現状の大口を回すことが
私が会社へ貢献する最大限のロイヤリティだと思っていました。
それから1年が経ちました。
私は営業としての動きも、売上の伸びも、新規獲得数も鈍い、駄目な営業マンへと堕落
していました。
私はある日、気づきました。
このままでは駄目だと。
以前の自分を取り戻さなくてはと思いました。
その時に、私の大阪支店への転勤の話が社内で持ち上がりだしました。
私は渡りに舟と猛アピールをしました。
かくして、大阪支店に転勤したのですが、そこは茨の道でした。
でも私はそこで大切な何かを取り戻すことが出来ました。
私はラッキーでした。
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