「それは食べられません」
その言葉を聞く度に、僕は何だかなと思う。
目上の人やお客さんとの食事の席上で、それでは先が思いやられる。
会食の場の重要性がまるで分っていない。
それに自分が偏食化で自己管理が出来ておらず、克服する能力にも欠けている事を
露呈している事がまるで分かっていない。
友達や家族と食事をしているのではない。
商売相手や上司との食事の場は自己アピールの場であり、戦いの場なのだ。
僕から言わせると、自分は社会人として、駄目な人間だとわざわざ言っている
ようなものだ。
そうやって、自分でチャンスを潰していく事になる。
僕は何もいつでも苦手なモノを食べろと言っているわけではない。
いつでも無理して、飲めない酒を飲めと言っているわけでもない。
普段は好きにやれば良い。
ただ、中国人ではないが、他人との食事の場というものは大人に取っては、
大切な社交の場である。
この場で、社会人のモラルを他人にチェックされているし、相手が自分に取って
有益な人間か、ビジネスパートナー足り得るかの判断がなされている事を忘れては
ならない。
そういう意味でも、最初に書いた事項は基本中の基本なのである。
いかにその食事の場を、円滑に和やかに持て成すことが出来るか。
相手は常に見ているのだ。
会食の場では何でも美味しそうに食べ、楽しく飲み、明るく会話を盛り上げなさい。
そうするのが社会人・商売人の常識なのだ。
そうする事で評価され、信頼され、好機が巡ってくるのだ。
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