僕が大学生の時、今から20年以上昔の事だ。
「UWF」という団体が存在した。
既存のプロレスが劣化して行きつつあると、我々観衆が感じていたのかもしれない。
その団体は一大ムーブメントを巻き起こした。
それに対抗するかのように、「既存プロレスも捨てたもんじゃないよ」というテーゼを
掲げ、天龍源一郎が天龍革命をスタートさせたのも懐かしい思い出だ。
天龍同盟とUWF。
方法論は違うが、一般大衆の嘲笑の対象と化しつつあったプロレスを進化・深化させた
事は間違いない。
ただ、私はどうもUWFの試合をずっと座して観戦するという事が出来なかった。
僕から言わせると、そんなに面白いか?というイメージだった。
確かにキックは迫力がある。
ただ、長々と続けられるサブミッションが主体のレスリングは正直退屈であった。
僕は玄人好みのようには楽しめなかった。
ただ勿論、前田日明は時代の寵児であったし、UWFは時代の象徴でもあった。
僕としては語弊があるかもしれないが、こう思う。
みんな真剣勝負が本当に面白いと思っているのか?
僕は胡散臭いところがあるプロレスが大好きだ!
そうは言いながらも、数ある珠玉のプロレステーマ曲の中でも特にこの曲は僕を鼓舞する。
あの頃の新しい時代が始まったような、その興奮をこの曲は呼び起こしてくれる。
何か、元気が出ない時は必ずこの曲を聴く。
どんな逆境に立たされても、やってやれない事はない。
そういう気持ちがこの曲を聴くと沸き起こる。
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