コスモ☆ソルジャーの憂鬱

僕は以前から華☆激のコスモ☆ソルジャー選手は良い選手だと思う。

そんなコスモ選手は僕と同じ歳で、今年41歳を迎える。

どこが良いかというと、プロレスが好きなんだな~と感じさせて
くれるところである。

技もリバース・ゴリー・スペシャルであったり、マフラー式逆片エビ
だったりと、プロレス好きから見ると何ともマニアックだよなと
感じさせてくれる。

他の選手の試合中も積極的に声を飛ばすわけでもなく、会場の隅で
試合を見ている感じが何とも言えなく、良い感じだ。

9月の華☆激におけるタイトルマッチ・博多ライトヘビー級の防衛戦を
危な気なくクリアしたリング上で、若き挑戦者からのリマッチ要求に
応える。

「SEIKI(広島レッスルゲート所属)、もう俺にさん付けは要らない。
お前は立派なライバルだ。
うちは次の予定がまだ決まっていないようだから、福山で組んでくれ」

う~ん、何かそれも寂しいよなと。

せっかくホームタウンで防衛した試合の第一声がそれでは。

本来なら「このリングで待ってるからな!」とかまして欲しい所だ。

メインの試合後、防衛したレッスルゲート総帥・HANZOが吠えた。

「誰か居ないのか?このベルトに挑戦する奴は!」

それを受け、現状のメンバー全てがマットに上がる。

しかし、コスモの姿だけが見当たらない。

う~ん、コスモもこの場にいて欲しいけど、何かちょっと違うよな。

僕は思う。

コスモにテーマが欲しい。

もちろん自分と同世代だからという思いもある。

我々、団塊の世代のジュニアは現在様々な苦難にあっている。

社会で過酷な競争をし、働き盛りの歳だが収入は下がる一方であり、
子供はまだまだ自立してはくれない。

失業率も高い。

コスモ☆ソルジャーは、その中の「星」であって欲しいと僕は思う。

輝く中年の星であって欲しいと思う。

そうは言いながら、何となく悩んでいるようにも見える、コスモが
僕は好きだ。

それもプロレスファンの楽しみ方である。

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