先日、自分の父親に久し振りに会った。
その時、彼が言っていた言葉が妙に心に残った。
「最近は飲み屋に行かずに、友達を家に呼んで、七輪で魚でも焼いて呑んでるよ」
現在日本は長い不況を脱し、若干の危険含みで好景気に移行しようとしているが、
昔のバブル景気の時のように果たして我々はお金を使うのだろうか。
あの頃に比べて僕らの意識は変わり、支出への意欲は衰えているようにも思う。
例え、景気が回復したとしてもその意識は大きく変わるのだろうか。
それ以上に借金を何の抵抗もなくやる、そんな異常な事が正常だった時代に
戻ったりするのだろうか。
僕は何となく、そうはならないような気がする。
以前はバカにされたような、無駄な事に金を使わない事が人間としての正しい
生き方かもしれない。
自己満足を細々と、自分の範疇の中だけでやる事が本当は貴いのかもしれない。
父の賢さを感じた。
まあ、お金がないだけかもしれないけど。
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