大家さんとの関係

 今朝の業界紙の記事です。


当社も同じような事が以前ありました。

そのディベロッパーが本当にどん底の時は、色々社内調整をして、様々なやり方で区画を
埋めたり、人間を融通したりしていたのですが、代替テナントが決まると急に手のひらを
返したようでした。

それまで必ず会合の場に来ていた旧知の上役も、解約通知が出てからは一切出て来ず、
入社したばかりの新入社員に全てをやらせました。

結局10年ほどの付き合いだったその上役は、退店後も一度も電話はしてきませんでした。

僕なりには少々無理をして、その商業施設を応援してきたつもりだったので、大変空し
かったです。

僕の商売観としては「あくまでも商売は双方のお互い様という気持ちが必要」という
思いがあります。

こちらだって余裕がない時が多かったですが、しんどい時はお互い様、すがってくる人間
には何とか応えてあげたい、ただその見返りではないが自分の困っている時も相談には
乗って欲しい。

僕はそれが普通の感覚だと思います。

長年、一生懸命自分たちの事をサポートしてきた相手を、次に新しいところを見つけた
から早く出て行ってくれ、は僕はおかしいと思います。


それに狭い業界なのです。

僕もそれなりに東京・大阪からの出店候補企業との繋がりもあり、うちが出店している
商業施設の事を質問される事も多いわけです。

その時に上記のような経緯があると僕も良くは言えません。

その事がディベロッパーさんや不動産屋さんは分からないのかな、と思います。

でも結局は売上が先方の基準に満たなかった、こちらが悪いという事だと思いました。

見返すには、うちが良く売れるテナントに成長するしかないのです。

絶対に成し遂げたいと思います。


ただこの件で、その商売の方達の生き様が分かったような気がしました。

不動産屋さん、ディベロッパーさんとの付き合いの間の取り方を改め、考え直すきっかけになりました。


JUGEMテーマ:ビジネス
目次