前職への思い

 立場上、色んな方とお会いする機会が多いです。

同業の方とがもちろん一番多いのですが、商談の最後などによく聞かれることがあります。
「ところで君は以前はどこの会社にいたの?」
その時、私が前職の事を伝えるとほとんどの方が、安心してこう仰います。
「ああ、あちらにいたの。じゃあ君もちゃんと教育されているだろうね」
私が勤めていた会社は福岡のアパレルメーカーとしては老舗中の老舗で、福岡のメーカーが
倒産したり、卸問屋に変更する現在でも、今でも立派にメーカーとしての立ち位置を堅持
されている立派な会社です。
九州の糸編の関係者の方だったら、知らない人はいないと思います。
私はだらしない人間かもしれませんが、そこの出と分かった瞬間にある程度信頼してもら
えるというのは本当に有難い事です。
私は最初に入る会社というのは、その人の社会人としての人生観に多大な影響力を及ぼすと
思います。
そういう意味できちんとした会社に入社できた私は非常に幸運でした。
なかなか、辞めてしまった時の経緯もあり、今では全くの没交渉ではありますが、何か不肖
私のような者でもお役に立てる事があればといつも思っています。
多少なりとは口ばしの黄色い若造ではなくなったつもりではあるのですが。
お呼びが掛かればいつでも!と思ってはいるのですが、それは私の勝手な思いですね。
ただ、もし何か出来る事があれば身を粉にしてでもという思いは、嘘ではありません。
それは若き日の愛社精神に溢れていた私と何ら変わりはありません。
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