先日、ある商業施設のテナント誘致担当の方と話している時に、興味をそそる話があった。
最近は全国展開のチェーン店が激減して、東京・大阪本社の企業は九州地区からは撤退が
相次いでいるという。
それを受けて、自分たちは足元の小売店（例えば商店街などの小売店）に目を向けて、誘致
活動を始めて、それなりに結果を出しつつある、という内容だった。
なるほど。
以前の手が使えなくなったら、次善の手を考えて打つしかないわけである。
もちろん、昔のように楽な誘致活動ではないらしい。
細かく回って、与信もきちんと取って、説明に時間も掛けてだが。
以前のように、出店に慣れていて、話が早い担当者がある程度簡単に決済してくれたよう
にはいかないようである。
それでも手が掛かる分、以前よりも家賃がしっかりと取れて利益が増えたような話だった。
もっと細やかに誘致活動をするために、その担当者を増員するという。
何事も知恵を絞って、チャレンジして、改善すると何らかの結果は出るものだ。
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